
4,5年ほど使用している無線LANルータの調子が微妙で、ぼちぼち買い換えかな・・・なんて思っていたんですが、皆様の環境は良好でしょうか。
最近話題のIEEE802.11ax対応ルータはまだ出始め感があって手を出しにくかったり、次々と出てくるax対応品を見ていると、少し様子見をしたくなってくる状況&そもそもax対応のデバイスを持っていないじゃないか!という環境もあって、無線LAN環境については延命措置を取りたいなーと思っていたところ、知り合いに「SoftBank Air ターミナル」がいいゾ!というアドバイスを貰いました。
何が良いかというと、簡単にまとめると
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安く買える(500円~1,500円程度)
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ハードウェアは高スペック水準
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IEEE802.11ac対応(ターミナル2 以降866Mbps、ターミナル4は1.3Gbps対応)
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WiFiクライアント最大接続数64台と、アクセスポイントとして割と優秀
というところ。
「安く買える」という点については、SoftBank Air ターミナル自体のあり方というか・・・いわゆるLTE回線を用いたWi-Fiルータで、「工事がいらない、おうちのWI-Fi」という感じのサービス提供とセットでレンタルされるWi-Fiルータになっています。
で、契約満了だったり途中解約(違約金は発生)なりで、契約が終わると本来であればレンタル品なので返却されるはずなんですが、買い切りで契約された方が多いのか、はたまたレンタル品ということを忘れて返却せずに各種フリマアプリに流してしまう方が多いのか、一定数の流通が中古市場などであったりします。
本来的にはWI-Fiルータなんですが、あくまでSofBankのLTE回線契約ありきなルータなので、このAirターミナルだけ家に存在しても単なる置物となってしまい、無用の長物扱いがなされた結果として捨て値で買い取りされていたりフリマに流されていたりするのかなと。Amazon.co.jpとかにも中古品がチラホラ流れてますね。
ただ、このSoftbank Air ターミナルは、ハードウェア的にはHUAWEIのフラッグシップ機だったりするなど、中身は立派なWi-Fiルータなのです。
購入の場合、月額1,650円(×36回払い)とかで売られてたりするので、60,000円近いお値段なブツだったりします。
海外でも普通に販売されているものを購入する場合は50,000円程度する感じなので、スペック的には良いものを持ってたりします。LTE通信モジュール内蔵ルータとして考えた場合は、妥当な金額感です。一般向けではないですが。
ただ、ソフトウェアについては、Softbank Air仕様となっていて、一般的なルータなどとは異なり、ほとんど設定する項目がない(できない)ようにされているため、Softbank Airのサービス契約がないと「一見」無用の長物という形になってます。
そんなSoftbank Airですが、余計な設定をなくすような一手間を加えるだけで、立派な無線LAN AP(アクセスポイント)として使えるというのが今回の主題となります。なお、無線LANアクセスポイント ≠ 無線LANルータ ですので、お間違えのないように。
端的に言えば、ルータとしてのルーティング機能が無い(使えない)ので、無線接続する端末にIPを割り当てられる(DHCPサーバ)機能がある別のルータ配下に設置してあげることでアクセスポイントとして使えるようになるという話です。
そんなわけで、前置きが長くなりましたが、1,000円ちょいで入手した SoftBank Air ターミナル 3 をサクッとアクセスポイントとして使えるようにしましたので、簡単にご紹介。