工業用内視鏡 NIDAGE A040 です。
家庭用の排水溝や壁内、車のエンジンルームなど、人の手や目が届きにくいところの点検には内視鏡が便利。
普段使うことってあるの?と思ったりするかもしれませんが、気にして生活していると実はそれなりの頻度で排水溝とか、ちょっとした隙間の先を調べたくなったりとか、手が届かない棚の上や奥などをチェックしたくなったりするものです。そもそも点検したい箇所にスマホを構えて見ても、腕よりも細い場所は見えにくいなんてことが日常的にあるはず。
専門的な道具がないと使えないんじゃ?とか、コストが高くて手を出しにくいのでは?という、「なんとなく高そう」とか「操作が難しいんじゃ?」という先入観を打破してくれる、NIDAGEさんの最新モデルです。
これまでは、レンズの先端部分を自由に回転させることができなかったり、ちょっとした改善点があったりもしたんですがバシッと解決してくれています。
本製品には、以下の特徴があります。
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視認性の高い5インチの大型IPSスクリーン
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高画質の静止画/動画記録を実現する1080pのデュアルレンズ(正面&側面)
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暗所や水濡れが懸念される場所でも安心な7つのLEDライト&IP67防水
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最大4時間の連続動作が可能な3300mAhの大型バッテリー搭載
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WiFiやスマホアプリへの接続不要な単体駆動
それでは、デュアルレンズ対応機となった本商品が、シングルレンズの製品と実際にどう違ってくるのかを見ていきましょう。
【付属品】


本製品の付属品は以下の通りです。
【本体周り】

本体正面です。
同社の従来品とほぼ同じ形状、ボタン配置ですので従来品を使用したことがある方なら勝手知った感覚、という感じだと思います。
初めの方でも、まるでゲーム機のコントローラーのような形状で、グリップ感もしっかりあますので手にフィットしやすいと感じる方が多いのではないでしょうか。
スクリーンも大型のものが搭載されているため、内視鏡が映し出す状況をはっきりと見ることができます。

本体右側面です。
ちょうど手の平に当たる部分に滑り止め加工が施されており、素手はもちろん、手袋をした状態で作業する場合でも手元の滑りを最小限に抑えてくれます。

本体底面です。端子のような窪みが二か所右側にあります。
左側は充電+PCとの接続用のUSB Type-C端子です。
右側はMicroSDスロットになっており、出荷時点でメモリカードが挿入されている状態になっています。

本体左側面です。
右側面に比べるとボタン類がなく、操作時に手を動かす必要がないため、手のひらにフィットさせるような「膨らみ」のないシンプルな形状になっていますが、滑り止め加工はこちら側もしっかりと施されています。

本体背面です。
製品情報のシールが貼ってあるほか、右上部に大きなレンズのような箇所が見えるのは背面ライトです。
大型のライトが配置されているため、暗い場所でも手元を照らして作業が行いやすくなっています。

内視鏡部分の正面カメラです。
ライトもカメラ部に内蔵されており、光の届かないところまでカメラ部を差し込んでも、しっかりとカメラの先が見えるようになっています。

内視鏡部の側面カメラです。
正面のカメラに対してちょうど垂直に取り付けられており、過去に「5.5mmの極細レンズ採用「NIDAGE 5インチ液晶採用 内視鏡カメラ」がIP67防塵防水で狭いところもドンとこい」でレビューした製品との大きな違いとなるポイントの部分になります。
従来モデルは、リモコンでカメラの角度を調整したりする機能はないため、内視鏡部分のケーブル部分を奥まで差し込んだのはいいものの、挿入した場所の「壁面をみたい」といった場合に、非常に見づらいという難点がありました。
このカメラが内視鏡の側面についていることで、内視鏡の正面と側面を同時に確認することができ、確認作業を非常に円滑に行うことができるようになります。
もちろん、側面カメラにもライト(チップ数は少ないものの)が内蔵されており、暗所でもしっかりと周囲を照らして確認することができます。
なお、正面のカメラ、側面のカメラ共に3段階でライトの照度を調整することができるようになっています。
金属などの光を反射しやすい場所を本製品で見る際には明るすぎて逆に見えない、といった場合でも調整することができるのが便利です。
【使用感】

今回は、ホンダのステップワゴンのエンジンルームを見ていきます。

電源を入れると、このように内視鏡の正面カメラと側面カメラからの映像が縦に二分割された状態でリアルタイムに表示されます。
どちらのカメラの映像も十分な鮮明さが確保されており、大型のスクリーンが搭載されていることも相まって内視鏡の正面と側面を同時に見ながら作業を行うことができます。



正面の内視鏡と側面の内視鏡を同時に表示するモード、正面の内視鏡のみを表示するモード、側面の内視鏡のみを表示するモード、と3つのモードを切り替えたところです。
正面と側面の内視鏡を同時に表示するモードが標準になっていますが、このように、もちろん正面と側面いずれかのみだけを表示することもできます。
どちらかの内視鏡の映像だけを見たい、という場合にはこのようにモードの切り替えを行うことで、本製品の大型スクリーンを最大限に活かして見ることができます。


内視鏡先端部のカメラを点灯してエンジンルーム内を見ているところです。
このように、光が届かない部分を見る時や、夜間などでも十分な明るさが確保できるようになっています。

また、このように全体として手元が見づらい明るさの環境の場合もあると思います。

そのような場合には、本体背面のライトを付けることで明るく照らすこともできますので、暗所での作業には非常に便利です。

この写真は、内視鏡の映像を動画で記録しているところです。
本体上部のカメラボタンを短く押すと画像でその時表示されている内容を保存することができ、長押しするとこのように動画モードに切り替わってリアルタイムに映し出される内容を動画として保存することもできます。
静止画に比べて、内視鏡を動かす過程でどの箇所がどうだったのかを振り返るには動画の方が理解しやすく、便利な場合も多いでしょう。
なお、静止画・動画共にフルHDでの記録に対応していますので、画質が問題になることはほとんどないと思います。
【利用してみての感想・その他】
やはり従来品との違いである内視鏡の側面のカメラが非常に便利!という印象でした。
おそらくそこに不満を持たれる方が多く、メーカーさんへの要望も多かったのでしょう。
カメラ自体の動きを遠隔でコントロールできない分を、この側面カメラの映像が見事に補ってくれますので、どちらの機種を買うのか迷った場合は間違いなくこちらがオススメです。
安価な製品ということもあり、本体の質感などはどうしてもオモチャのようなチープさがありますが、その分実際の現場作業では強度的にこの方が無難な気もします。
車の内部や家屋の壁内のチェックなどに仕事で携わられる方、自宅での屋根裏の点検やエアコンなどの清掃を自分でやりたい方などは是非、本製品を一台購入されてみてはいかがでしょうか。
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NIDAGE A040
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