Amazonが、衝撃的なサービス開始を宣言。
年会費3,900(税込)なAmazonプライム会員を対象として、テレビ番組やアニメ、またAmazonが独自に制作した映像作品を含めて見放題というサービスを9月に開始すると発表しました。これを衝撃と言わずしてなんというのか...。
ビデオオンデマンドサービスの戦国時代、始まってたけど、黒船来襲なんてもんじゃ無いぐらいのインパクトかもしれません。
ちょいと年会費を払うだけど、付加サービスをたっぷり享受することができる上に追加料金無しでサービスを利用することが出来ちゃうというのだから凄いです。オンラインビデオレンタル?何それおいしいの?といわんばかり。
まぁ、普通にビデオレンタル自体Amazonも手がけているんですが、そっちの売り上げよりも、プライム会員ユーザを増やすということに主眼を置いたサービスだといえます。
思い切りの良さはさすがAmazonだな!というところです。
元々、Amazonプライム会員の特典は非常に豊富で、ざっと挙げるだけでも
- お急ぎ便(通常360円)が使い放題
- 当日お急ぎ便(通常514円)、お届け日時指定便(通常360円)も無料
- 特別取扱商品も手数料無料
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Kindle持っていたら、Kindleオーナー ライブラリー
で毎月1冊無料(かつ、本体購入も割引)
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タイムセールはプライム会員だと一般会員より30分早く参加出来る
(8月になって急に差別化された) -
1年に1度っぽいけど、Amazon prime day(プライムデー)
なるハイパー割引セールに参加可能
これらサービスに加えて、あらたにビデオ見放題サービスが加わることに。
プライム会員なら、追加料金なしで人気の映画、TV番組やアニメなどが見放題。 大ヒット作品をはじめ、今話題のバラエティー番組やライブ映像はもちろん、いつも新しいコンテンツが追加されます。 プライム・ビデオをいつでもどこでもAndroid、iOSのスマートフォンやタブレット、Fireタブレット、smartTV、パソコンやゲーム機器な ど様々なデバイスでお楽しみいただけます。
ということで、
Hulu、WOWOW、TSUTAYA DISCAS、GEO、DMM動画、ひかりTV、アクトビラ、U-NEXT、dビデオ
、
スカパー、etc...大丈夫!?
と無駄に心配になったり。さらには、9月頭に鳴り物入りでサービスを開始するnetflixも今回の発表でだいぶその話題性が薄れてしまうんじゃ無いのかなと危惧してみたり。
本当に危惧すべきなのは既存の電波を用いたテレビ局なのは言うまでも無いけれど、それはさておき、Amazonの「とにかくプライム会員の数を増やす」という方針 = つまり顧客の「質」を向上させる という戦略の一助となることは間違いなく、これまでAmazonプライム会員になるのを躊躇っていた人たちを動かすには十分な効果を発揮してくれそうです。