1回きりのお客様を100回客に育てなさい (DO BOOKS)
高田 靖久 / 同文館出版 (2009-03-05)
先日ザッと読んで書いた記事に引き続き、2,3度ガッツリ読んだ上で再度記事にしています。
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新規顧客、新規ユーザ獲得に奔走しているのであれば、一度立ち止まって本書と共に考えるべき。
ケータイ業界の新規ユーザ獲得戦争が記憶に新しい(現在も継続中ではあるが・・)新規重視な世の中ではあるが、本当にその手法で成果は出ているのか振り返ったとき、「あまり効果的ではなかった」というケースは多い。
宣伝費用やキャンペーンをかけて大々的に集客して、一時的に新規ユーザを獲得できても結局は獲得後のフォローアップが出来ていないザル状態だと意味がない。
頭ではわかっていても、実情としてザル状態なケースは身近にも良く見て取れる。
人は「心」で動くといっても過言では無いので、目先の利益(割引き)をちらつかせてもその場だけの反応で、3日もすれば忘れてしまう。「3日前の夕食何食べた?」と聞かれても答えられないのと一緒である。
人は興味のないことは忘れる傾向にあり、よほどの印象に残らない限りは記憶を喚起してあげなければ1回きりな関係になってしまう。
「お客様(ユーザ)と心で接している」というのであれば、必然的に1回客が10回、100回客になっているだろうが、心で接しにくいIT業界に身多く一人の社会人としては、顧客へのアピール(喚起付け)として汎用的に用いることが出来る有用な一冊。
読みやすいのに中身が濃厚で、読み飛ばしたか?と感じるほど。思わず2度3度と読み直してしまったが、構成から内容、文章そのものまで"すっと"頭に吸い込まれるのが読んでいて心地よかった。
この手の書籍だと、大体のケースで特定分野に偏った内容になりがちなのだが、純粋な"ビジネス"とは言えない個人的に描いているビジョンにもぴったりマッチした。
いろいろなビジネスケースを考慮したが、本当に汎用的に用いることが出来るだろう。
ことビジネスという観点から離れて、人付き合いという意味合いにおいてもとても重要な事項は多い。前述したように人は3日経てば忘れてしまう生き物であるし、相手に自分を印象づけたい場合などにも有効な手段が豊富に紹介されている。
もちろん、その手の分野に特化した書籍もあるのだが、脳内で簡単に状況を置き換えるだけで幅広く使えるのが素晴らしい。
お客様は「えこひいき」しなさい !
高田 靖久 / 中経出版 (2008-04-23)
余談ではあるが、表紙の"かるさ"と、"えこひいき"というタイトルから受ける印象だけで、前著である お客様は「えこひいき」しなさい ! をスルーして先に本書を購入したわけだけれども、そちらも読んでみたくなってしまった。
積ん読本が軽減された際に購入使用と思う。
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