【組立編その2】一悶着あったけど、APU「AMD A10-7800」でMini-ITX PC組み上げ完了!

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【組立編その1】APU「AMD A10-7800」でMini-ITX PC組み上げも一部失敗」で、CPUクーラーの選択ミスをしでかしたのが、AM0:30。ショップへ赴いて代わりのCPUクーラーを購入しようにもお店当然やってませんが、時間が惜しいこともあり、リテールCPUクーラーで組んでいきます。

「動作確認さえできちゃえば、後はじっくり設定を詰めつつ、必要なパーツと交換していけばいいんだし~」とこのときは思ってましたが、再び残念な状態に陥るとはこのときは思いもせず・・・。

詳しくは後述しますが、CPUクーラーの時の凡ミスとは異なる不具合なので致し方ないとはいえ、時間が惜しい状況で発生するとガクっときますね。

気持ちを切り替えてA10-7800を搭載

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CPUクーラーの凡ミスにめげず、A10-7800を取り付けます。

Socket FM2との違いはピンホールが2つ多いという点が違います。

そのため、Socket FM2+用のAPUはSocket FM2に搭載できますが、その逆はできません。ただ搭載できるだけじゃなく、Socket FM2+マザーで、Socket FM2プロセッサはしっかり動作します。APUについては互換性があるけど、マザー側が互換なしというところです。

マザーボード側のアップグレードができると思ってもらえれば。

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リテールクーラーです。毎回見ていて思うのは、TDP100Wモデルとかにも付属してくるんだけど、さすがに貧弱だなぁという点。

回転数を上げれば冷やせることは冷やせるけれども、静音製を少しでも気にする自作ユーザからすると、耐えられない動作音を発生することになるので、交換が大前提となるわけで・・・上位モデルに限っては、最初から付属しない方がコストカットになっていいんじゃないの?とか思っちゃうんですが、今回はこれに助けられた形です。

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A10-7800を・・・

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そぉい!!とばかりに、搭載。

実際には「スコっ」という感じですが。

CPUクーラー固定方法は、AMD方式であるべき

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で、固定してCPUクーラーを乗せてカチッとして完了。

AMDプラットフォームはCPUクーラーの固定方法についてはIntelと比較して非常に取り付けやすくて好印象を持ってます。

Intelのプッシュピン方式はこれ以上無い愚策だと思っていて、いくら性能の良いクーラーであっても、プッシュピン方式な時点で購入をやめるレベルで嫌いだったり。

プッシュピン固定だと、いざ取り外す際にマザー裏側からピンをグッとつまんで固定を外す必要性があり、そもそもマザーボードをPCケースから取り外さなければいけないというメンテナンス性皆無なところも含めて嫌いなのです。

AMDの引っかけ式固定がデファクトスタンダードになってくれたらいいのに。とは、常々思います。

APUだけじゃなく、メモリもAMD!

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PC3-17000(DDR3-2133)なメモリ、AMD Radeon Memory Gamer Series DDR3-2133 8GB*2枚 AG316G2130U2Kです。

AMDはマザーしかり、APUしかり、メモリに至るまで自社製品として提供する「ONE-STOP-SHOP戦略」をとっているので、AMD製品で一式そろえちゃうことの実現に向けていろいろと動いているようです。

現状だと

  • APU(CPU)
  • マザーボード(チップセット)
  • グラフィックスボード(RADEON)
  • メモリ

が、一般流通している形で購入可能。

PCケースとしては、アユートが展開する「Project M」ブランドの限定モデルとして、AMDロゴ入りモデルの「PM-SELM1A-AMD」が一時期販売されていましたが、AMD製品としての販売はなく、電源についても同様に現状無いので、そのあたりの展開も期待したいところ。

現実的には、もうすぐ登場しそうなものとして、SSDストレージがAMD製として登場してくるのではないかとされています(参考:AMD Unveils Radeon Series Gaming SSDs – Radeon R7 120G, Radeon R7 240G and Radeon R7 480G Revealed)。中身はOCZ製ですけれど。

今回、発売されればそれを購入して搭載しようと思ってはいたんですが、残念ながら国内では販売されず。

※追記OCZから正式発表がなされました。

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AMDなSSDが登場してなかったので、AMDなメモリにちょいとお金をかけた次第です。

DDR3-2400にいっても良かったんですが、マザーボード対応状況的にOC扱いになりますし、そこまでコストをかけてもな~というところで、通常動作サポート範疇なPC3-17000(DDR3-2133)としました。

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これがなかなか格好いいのです。

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ゲーマーじゃないのに、GAMER SERIESを使うわけですが、フォントといい、デザインといい、なかなかいいものを持ってます。

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ヒートスプレッダは背が低いので、別途導入するCPUクーラーなどとの干渉はありません。

動作テスト用のネタ電源

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動作確認用にネタ電源を押し入れから引っ張り出してきてます。

これは、ATX電源をACアダプタ化することができるというブツです。ヤフオク!あたりで、「picoPSU」と検索すると割といっぱい出てきます。ATX24pinコネクタに直接差し込んで使用可能なDC-DCコンバータです。

普通にコンバータだけ買うと7,000円前後(今だと3,000円~4,000円)するんですが、ヤフオクでACアダプタ込み8,000円程度で購入した記憶があります。今だと、5,000円~ぐらいで買えそうです。

何年も前に、Intel Core2Duoあたりをファンレス動作させるために購入し、150Wのファンレス電源として用いていましたが、お蔵入りしていたのを持ち出してきました。アダプタはデカいんですが動作確認用として手軽なので、今回もこれを使ってテストしてます。

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picoPSUは、ケーブルの本数も少ないので見た目にもすっきりしています。

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こんな感じの動作テスト環境ができあがるのです。

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で、HDMI出力にケーブルを差込みます。

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電源投入用のスイッチボタンとマザーをつなぎます。そして、おもむろに電源スイッチをON!

フィーン・・とCPUファンが回り、接続したディスプレイに起動時の画面が表示・・・・されない!

諸々の接続云々はすべて確認して、再度電源を投入するも起動せず。CPUファンが悲しい回転を続けるだけでした。

 

動作テスト→不具合→マザー初期不良

電源投入→動作せずという状況にめげてもいられない(期間内に組み上げて自作記事書かなければいけない)ので、原因調査。

ただ、最小構成にしてテストしていたので、調査は簡単でした。

  • 電源を別PCで使ってみる → 動作OK(※電源が要因じゃない)
  • メモリを別PCで使ってみる → 動作OK(※メモリが要因じゃない)
  • A10-7800を、別PCのA10-6800Kと交換してみる → 動作せず
    (※CPUが要因である可能性は残るが、マザーボードが怪しい)

という感じで、マザーが怪しいという結論に達しまして、時間が無い(マザー通販で買ったので対応に数日かかっちゃう)ので初期不良返品諸々の対応はさておいて、GIGABYTE GA-F2A88XN-WIFIを買ってきました。

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2枚目だよ!(涙目)

初期不良に当たった1枚目は返品対応可能なら返品、交換のみだったらまた別PCを組むことにします。A10-6800K使えるし!

という残念な不具合が発生したりしましたが、AMDより提供されたA10-7800の不具合じゃなくて良かったな~と思う次第であります(A10-7800の不具合だったらタイムオーバーしてた)。

マザー不具合ついでに買ったブツとか

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前記事でも書きましたが、CPUクーラーの凡ミスがあったので、Scythe 兜2 KABUTO2 SCKBT-2000を買ってます。

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チップセットまで冷えるといいな~と思うわけです。

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電源もテスト用のpicoPSUではなく、ちゃんと長く使うためのENERMAX Revolution X't 430W ERX430AWTを買ってます。

セミプラグインタイプで、低容量、80PLUS GOLD認証というのが決め手です。

正直なところ、300Wあれば十分なんですが、高効率かつ低容量でお値段が安いというブツがあまりないのがちょいとした悩みどころではあります。本商品は7,000円ちょっとで買えるので、手を出しやすいのではないかと。

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なんかスタイリッシュな梱包でした。

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ちょっとした小物を入れられる袋がついてましたが、電源を入れて持ち運べとでもいいたいんですかね。よくわからないところにコストがかかってます。

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電源自体はシンプル。

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GPUは別途搭載しないので、ストレージ用の1つだけつなぎます。

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電源スペック。+12Vが35A出せれば十分です。

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PC-Q33に搭載してみました。結構ぴっちりした感じ。

マザーボード裏側から発生する熱を吸いつつ、廃棄してくれたりするんじゃないかとも期待。

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電源が抜けないようにしてくれるピンが付属していたので、取り付けてみました。

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で、諸々取り付けた結果がこうなります。やっぱりPC-Q33はいいですね。作業が非常にしやすいです。

そして・・・電源をONに。

ここで起動しなかったら文字通り「オワタ」なんですが、無事に起動してくれました。

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Warning表示すらありがたい。

代わりの効かない初期不良は本当に怖いです。はい。

PC-Q33での組み上げ具合

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こうみると、Scythe 兜2 KABUTO2 SCKBT-2000は結構大きいですね。

Mini-ITXですが、CPUクーラーについては大は小を兼ねるの精神でゴツいのを載せてます。

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ケーブルマネジメントも何もあったもんじゃないですが、ゴツいクーラー載せてもしっかり収まりますし、上部にはまだ余裕があります。

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本当はケーブル周りをもっとすっきりできれば言うことなしなんですが、致し方ない点もあります。

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逆サイドは割とすっきりしていて好印象な感じに収まりました。

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結果、この写真だけ見ると、なかなか良い感じじゃないでしょうか。

このあと、OSインストールしたり、ちょいちょいテストしてますが、ケース自体の剛性はさほど無いのに、CPUファンとケースファンがゆるゆる回る低回転タイプなので凄い静かだし、ケース内温度も余裕の一言。CPUも45度前後(部屋28度)に通常動作時とはいえ収まっていて、負荷かけてもゆるゆる温度が上がる程度で全くもって問題なく、Mini-ITXなので場所をさほどとらないのに、何で今まで(数年間)Mini-ITXで組まなかったんだろうと悔やむレベル。

昔、Mini-ITXで組んだとき(Intel Core2Duoの世代)はストレージがハードディスクで動作音がそれなりにあって、CPUもTDP84Wとかだったりで、放熱がギリギリだったりしたことで、長時間(期間)動作するには至らないという結論を出しちゃってたんですが、今だとTDP65W程度で実用性十分なプロセッサ、SSDで静音そのものなストレージ、電源の高効率・低発熱化などによって大きく改善されたんだなぁと実感しました。

うん、Mini-ITXは良いものですね!

組み上げまとめ

  • 凡ミス怖い!(調査ミス)
  • 初期不良怖い!(作業スケジュールの確保ミス)
  • なんだかんだ色々購入したけれど、結果良ければすべて良し!
  • PC-Q33組み易すぎて笑えるレベル(今後もこういう製品出し続けてほしい)
  • PCは小で大を兼ねられるようになったけど、CPUクーラーとファンは大は小を兼ねる
  • Mini-ITXでも妥協無く組める

こんな感じで、スッタモンダありましたが、良いPCが組み上がりました。

あとは、このMini-ITXなPCに搭載されたA10-7800なAPUを用いることの利点などについて書いていきます。

いやー、やっぱりAPUいいです。はい。

※続き → 「【cTDP】AMDのAPU「A10-7800」をConfigurable TDPで45W化して消費電力計ってみた

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