【組立編その1】APU「AMD A10-7800」でMini-ITX PC組み上げも一部失敗

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MADE IN MALAYSIA、DIFFUSED IN GERMANYな、A10-7800です。

最終的な製造はマレーシアだけど、その前工程となるFab処理とかはドイツでやってるんだからね!という意味合いかと思います。いわゆるウェハの処理とかはドイツでやられてるんじゃないでしょうか。

そんなわけで、前記事「【Mini-ITXでいこう!】TDP65W(45W)なAPU「AMD A10-7800」で大は小を兼ねるからの脱却」で、A10-7800を用いて、Mini-ITXなPCを組むことに決めてパーツも用意しとこまで書きましたが、本記事ではサクサクとPCを1台組み上げていきます。

前記事最後で若干ネタバレしたのと、本記事タイトルにあるように、Mini-ITXならではのしょうもない失敗をかましてますので、「ざまぁ」とばかりに笑ってやってください。

なお、画像多めです。

Mini-ITXケースLian-Li PC-Q33

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PC組むにはケースからですね~。

検証だけならその辺において、ちゃちゃっとやっちゃいますが、ちゃんと長期間使うPCであればケースからでしょう。

とか書いてますが、今回用いるPC-Q33はその「ちゃちゃっとやっちゃう検証」も「ちゃんと長期間使う」こともできちゃう、両対応ケースなのです。

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PC-Q33は、いわゆる「キューブタイプ」のケース。

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フロントには電源ボタンと、USB3.0インターフェース×2、オーディオIN/OUTを備えています。

Resetボタンはついてませんので、ハングしたら電源長押しとなりそうではありますが、安定した動作をするPCを組むことも目的に入っているので、リセットボタンは必要なし。

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サイドはパンチ穴が多数開けられていて、左右両サイドともに穴が開けられているので、横から見るとケースの先まで見えちゃう感じに。

エアフローを考慮した中で、必要とされた穴なのだと思いますが、今回は低めのTDP動作が可能とあるA10-7800を用いるので、動作やら放熱やらが安定した段階でサイドのパンチ穴は何らかの方法で埋めてしまおうかと思ってます。

静音性を重視するケースではない(パネル厚みがさほどないため)ですが、埃の流入はなるべく避けたいので、現状はアイネックス 交換用フィルター 大判シート CFF-DF270を中から貼ることを検討するに留めています。

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ケース背面。電源ボトム設置タイプで、リア部12cmファンを標準で1基備えています。

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水冷対応ということもあって、ホールが備えられています。今回は未使用。

なお、放熱力を重視したのかリア部12cmファンは回転数が1,500rpmだったので、そこそこの動作音があったため、組み終えた後に800rpm程度のファンへと交換しました。

PC-Q33のオープン具合を刮目せよ

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なんということでしょう。

このPC-Q33、フロント部がフラットな状態にオープンできてしまうのです。

しかも、この状態にするのに必要な工具は皆無。ドライバーなどを使わずに、フルオープンな形にできてしまうという素晴らしさ。このケースを選択した意味がここにあります。

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サイドパネルはネジなしで着脱できるクリップ式。

小さなポチっとした部分で、ケースに固定されるため、取り外す際にもポチポチと外すだけでOKなのです。サイドパネルを外すのに、時間的に必要なのはわずか5秒~10秒程度。緩衝材であるプチプチをつぶした時のような快感を伴って外れてくれるという「喜び」のようなものも得られます。

外すの結構気持ちいいです。

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で、ケースを固定しているのは2本の手回しネジのみ。

サイドパネル外す(5~10秒)→ 手回しネジ外す(10秒程度×2)という、わずか30秒~1分足らずでケースをオープンにすることができるのです。おわかりいただけるでしょうか。これを素敵といわずして何というのかうまいこと表現できません。

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これだけ見ると「まな板」ですね。

Lian-Liはまな板PCケースとして、Lian-Li PC-T60を販売していたこともあるので、そのあたりの経験も活きているのかも。なんて。

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完全にフラットにオープンできるため、作業場所を確保しやすいのです。

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上から。

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斜め前方から。

眺めはなかなか壮観です。

GIGABYTE GA-F2A88XN-WIFI

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続いてマザーボード。

GIGABYTE GA-F2A88XN-WIFIですが、これは販売開始当初にKaveriなSocket FM2+のプロセッサがあまりで回っていなかったこともあって、初期BIOSだとA10-7***系に未対応でした。そのため、RichlandなAPUがないとBIOSのアップデートすらできなかったんですが、購入時のモデルでは、BIOSアップデート済みのものだったので、今は概ねBIOSアップデートされたものが流通しているんじゃないでしょうか。

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GIGABYTE GA-F2A88XN-WIFI自体のお値段はだいたい10,000円前後なんですが、内蔵する無線LAN&Bluetoothモジュールが、Intel Dual Band Wireless-AC & Bluetooth4.0 7260HMWで、普通に購入すると並行輸入品で5,000円前後、正規代理店経由で7,000円前後する代物だということもあって、非常にお買い得感が高かったりします。

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全体像。構成はシンプルですが、コンデンサ含め整然としていてきれいに詰め込みしているな~という印象。

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これが、Intel 7260HMW。最近のノートパソコン(Ultrabookなど)に搭載されているのもこれと同じモジュールですね。

Intel製ということもあって、Linuxなどでも(最新版などなら)動作するというのも魅力といえそう。

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ソケット周り。

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バックパネル。

USB2.0が4つ、USB3.0が2つ。PS/2と、HDMI×2、DVI、無線LANアンテナ取り付け部×2、GigabitLAN、Audio IN/OUT、Optical出力といった構成。

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マザー裏側はこんな感じになってます。

すなわち、バックパネルを用いたCPUクーラーは使えません。

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付属品。SATA3対応ケーブル×2と、無線LAN用のアンテナ、パネルカバーとシンプル。

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マニュアルやドライバ類。マニュアルは日本語なので自作初心者にもありがたいのではないかと。

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ケースに載せてみるとこんな感じに収まります。

残念な結果になったScythe 阿修羅 SCASR-1000

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A10-7800を搭載する前に、今回使用するCPUクーラーが大きめなタイプなので、マザー開封&試し置き後にクリアランス確認のために仮置きしてみようと思い立ったのです。

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結構なサイズのサイドフローCPUクーラー。重量もそこそこあります。

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マザーに乗せるとこんな感じか~。

というところまでは、よかったんですが、Scythe 阿修羅 SCASR-1000はリテールCPUクーラーの固定方式とは異なり、独自のパネルをマザー上に設置(置き換え)て使用するタイプのCPUクーラーだということがここで発覚。

通常のマザーボードであれば特段問題ないのですが、これはMini-ITX・・・固定用のパネルを設置しようとしたら、見事にコンデンサに干渉する形となってしまい、搭載そのものができないという残念な結果となってしまいました。数年ぶりにMini-ITXでPCを組むため、そういった細かな点について完全に失念していた次第。

見た目にも迫力あってよかったんですけどね。今回は使用不可ということで別PCを組む際に使用することにしてお蔵入りとなりました。

バックパネルを使用するタイプは使えないと事前に調査はしてたんですが、チップセット周りやコンデンサについての余裕のなさについては盲点でしたので、皆様もMini-ITXなど小型マザーボードで組む際は事前にクリアランスの確認をお忘れなく。

後日談ですが、同じようなサイドフローの大型CPUクーラーで、Socket FM2+標準固定方式で使える製品は(別途CPUクーラーを購入しにいったTSUKUMOの店員さん曰く)無いんだそうです。

あとは、Mini-ITXマザーで組む際の注意として、チップセット周りの発熱が割と大きめだということもあり、サイドフロータイプのクーラーだと放熱がしにくいことが懸念されるので、トップフローでマザー吹きつけタイプのものを選択して、チップセット周りもある程度冷やすことを考慮した方が良いとのアドバイスを受けまして、「確かにな・・」と思うのと同時に時間的にも金銭的にも「もうミスできない」状態だったので、店員さんとサックリ相談し、トップフローなScythe 兜2 KABUTO2 SCKBT-2000を買いました。

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後ろの阿修羅が悲しげですけどね・・。

あと、このScythe 兜2 KABUTO2 SCKBT-2000も、GIGABYTE GA-F2A88XN-WIFIで使うに際しては、PCI Expressスロットに被るため、グラフィックスボードとかがさせなくなるという注意点もあったりします。

今回組み上げる際と、使っていく中で拡張ボードを搭載する予定がないので良しとしましたが、拡張ボード搭載前提の方は、GIGABYTE GA-F2A88XN-WIFIにおいては、9cmファン採用モデルを使用する方が良いでしょう。

と、そんな失敗談やら注意事項を交えつつ、ケースの魅力とかに注力して書いていたら結構な長さになってしまったので、続きは別記事とします。すみません。

※続き →  【組立編その2】一悶着あったけど、APU「AMD A10-7800」でMini-ITX PC組み上げ完了!

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